シリーズのパラレルワールドを描いた『イナズマイレブン アレスの天秤』および『オリオンの刻印』において、往年のファンを最も驚かせたのが「基山タツヤ」への改名でした。長年「ヒロト」として親しまれてきた彼が、なぜ別の名前を名乗ることになったのか――その真相はパラレルワールド独自の世界線設定にあります。
正史の世界では故人だった吉良星二郎の実子・吉良ヒロトが、『アレスの天秤』の世界線では生存しています。グレて問題児となった本物の「吉良ヒロト」が存在するため、お日さま園で育った彼には本来の出生名である「タツヤ」という名前が割り振られました。
この世界線でのタツヤは「永世の貴公子」の異名を持ち、問題児である義弟・吉良ヒロトをピッチ内外で支える人格者として描かれます。かつての孤独な王から、仲間思いで包容力あふれるキャプテンへと立ち位置を変え、吉良ヒロトとの合体必殺技「コズミックブラスター」を炸裂させる胸熱な展開は、新たなファン層からも絶大な支持を獲得しました。