首都高速や東名高速に続き、中央道でもピーク時の需要抑制を狙った「ダイナミックプライシング」の運用が深化している。日曜夕方のピーク時間帯における通行料金を引き上げ、深夜や早朝の割引率を大きく設定し直す実験が本格化して久しい。
この施策により、一定の分散効果は見られた。しかし、現実には別の問題が生じている。「料金が跳ね上がる15時前に通過したい」と考えるドライバーが昼過ぎに集中し、従来のピークだった17〜18時よりも前の13〜14時台から激しい渋滞が始まり出すという「ピーク前倒し現象」だ。家計を預かるファミリー層やレンタカー利用者にとって通行料の値上げは死活問題であり、料金変更の境目となる時刻の前後で極端な交通量の急変動が起きている。