ファンの間では「売れていなかったから打ち切られたのではないか」「味が本家より劣っていたからでは」という不人気説が囁かれていた。しかし、実際の購買データを分析すると、スープヌードルは一定の根強いリピーターを獲得しており、決して需要が皆無だったわけではない。
むしろ問題は、本家である「カップヌードル」との共食い現象(カニバリゼーション)にあった。安価なスープヌードルが売れれば売れるほど、主力である通常版の利益率を圧迫するというジレンマが生じていたのだ。メーカーとしては、ブランド価値を守りつつ収益性を確保するために、販売終了という舵を切らざるを得なかった。