Q1:強烈なストレスや徹夜が続くだけでも幻覚は見えますか?
A1:はい、十分に見える可能性があります。長時間の覚醒や極限の心理的ストレスは、脳の視覚・聴覚フィルター機能を著しく低下させます。視界の端で黒い影が動いたように見える錯視や、名前を呼ばれた気がする幻聴は、過労状態の脳が発する警告シグナルです。十分な睡眠と休養によって多くは速やかに軽快します。
Q2:家族が「部屋に誰かがいる」と言い張るとき、一緒に探すべきですか?
A2:過度に探すふりをして話を合わせる(完全な肯定)は、かえって本人の幻覚体験を強固にしてしまう恐れがあります。「あなたにはそう見えていて不安なんだね。でも私が見る限りは誰もいないから安心して大丈夫だよ」と、本人の不安に寄り添いつつ、客観的な事実を穏やかに伝えるスタンスが推奨されます。
Q3:幻覚の治し方にはどのような治療法がありますか?
A3:原因によって治療法は根本から異なります。統合失調症やうつ病の場合はドーパミン受容体を調整する抗精神病薬や抗うつ薬の内服が主軸となります。レビー小体型認知症ではコリンエステラーゼ阻害薬が有効な場合があります。せん妄の場合は原因となっている身体疾患の治療や誘因薬剤の中止が最優先され、環境調整(明暗サイクルの確立など)を並行して行います。
Q4:金縛りのときに見える怖い人影も精神疾患の幻覚ですか?
A4:多くの場合、精神疾患ではなく「入眠時幻覚」と呼ばれる生理的な現象です。体が眠っているレム睡眠の状態で意識だけが目覚めてしまうために生じます。頻発して日中の耐えがたい眠気を伴う場合はナルコレプシーなどの睡眠障害が疑われますが、たまに起きる程度であれば規則正しい睡眠習慣の維持で改善します。 (出典: 幻覚 と は(Yahoo!ニュース))