かつてテキストベースで猛威を振るったまとめサイトのビジネスモデルは、いまや動画へと主戦場を移した。1分未満の縦型動画でゲームの「炎上騒動」や「神ゲー・クソゲー論争」を解説するコンテンツが、若年層のタイムラインを埋め尽くしている。テキストを読むことすら億劫がる「タイパ(タイムパフォーマンス)」至上主義の波が、かつてのまとめサイトが担っていた役割を動画へとアップデートさせたのだ。
しかし、本質は何も変わっていない。刺激的な見出し、誇張された対立図式、そしてコメント欄でのユーザー同士の罵り合い。これらはすべて、かつてのまとめブログが確立したPV獲得の方程式そのものである。プラットフォームのアルゴリズムは、依然として人々の怒りや失望といった負の感情を最も効率よく拡散し続けている。