「りんごアイドル」というキーワードで検索した際、主に2つの大きなカルチャーが浮上します。1つは、青森県弘前市を拠点に2000年から活動する実在の農業活性化アイドルグループ「りんご娘」。そしてもう1つは、ソーシャルゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場する山形県出身のキャラクター「辻野あかり(通称:あかりんご)」とその派生動画カルチャーです。
なかでも現実の芸能界で圧倒的なインパクトを残し続けているのが、王林を育て上げたりんご娘に他なりません。メンバー全員がりんごの品種名を芸名に持ち、楽曲や衣装、ステージMCの随所に郷土愛を散りばめたスタイルは、結成当初の色物的な見方を実力で覆してきました。
単なる「地方のローカルタレント」の枠を飛び越え、洗練されたダンスパフォーマンスと本格的な音楽性で全国のアイドルファンを唸らせた彼女たちの存在は、今や地方創生エンターテインメントの最高峰として研究対象にもなっています。