「後刻」自体は非常に丁寧な漢語表現であるため、目上の上司や取引先の役員に対して使用しても全く失礼には当たりません。むしろ、口語的な「後ほど」よりも引き締まった印象を与えられます。
敬語と組み合わせる際は、以下の文末表現を用いるのが基本です。
- 後刻ご連絡申し上げます:自らの連絡行為をへりくだって伝える謙譲表現
- 詳細は後刻お伝えいたします:情報を伝える行為を相手へ丁寧に予告する表現
- 後刻ご確認いただけますと幸いです:相手に確認を依頼する際の柔らかな敬語表現
ただし、目上の相手に対して「後刻」単体で伝えると、「具体的にいつ連絡が来るのか読めず、予定が立てづらい」というストレスを与えてしまう恐れがあります。ビジネスを円滑に進めるためには、「後刻(本日16時頃までに)改めてご連絡申し上げます」のように、具体的な時刻の目安を括弧書きなどで補足するのが洗練されたビジネスマナーです。