大阪拘置所の冷たいコンクリート壁に囲まれた独房で、林真須美死刑囚は静かに日々を過ごしている。高齢に差し掛かった彼女の身体には加齢の影が忍び寄り、慢性的な疾患のケアを受けながらの収容生活が続く。面会が許可される範囲は家族や弁護団など極めて限られており、外部世界との接点は窓のない室内の空気のように希薄だ。
拘留生活が長引くにつれ、彼女は差し入れられた書籍や新聞を読み込み、社会の動きを鋭く観察し続けているという。面会に訪れる関係者の話によれば、時に激しい怒りを露わにし無実を訴える一方で、長年の幽閉がもたらす深い疲弊の色を隠せない時もある。死刑執行の恐怖と隣り合わせの毎日は、精神を刻一刻と削り取っている。