彼女の表現活動を語る上で欠かせないのが、イラストレーターとしての顔だ。シンプルでどこか不揃いな線で描かれるキャラクターたちと、そこに添えられる手書きのテキスト。恋愛の滑稽さ、育児の疲労、日常のモヤモヤといった誰もが抱く泥臭い感情が、彼女のペンを通してクスッと笑えるユーモアへと変わる。
Instagramなどで発信されるアートワークは、洗練された「映え」を追い求める現代のSNSカルチャーに対する静かなアンチテーゼのようでもある。装飾された完璧さではなく、泥臭い日常の愛おしさを描く姿勢が、世界中のフォロワーから熱狂的な支持を集める理由だ。