陸地の限られた日本において、再生可能エネルギーの新たなフロンティアは間違いなく「水上」だ。2026年、全国のダム湖や波静かな内湾から、外洋の本格的なオフショアエリアへと水上太陽光発電(FPV)の主戦場が急シフトしている。
海上にパネルを浮かせる最大のメリットは、圧倒的な冷却効果にある。水温によってモジュールの過熱が抑えられるため、陸上設置に比べて発電効率が10%から15%向上する。塩分や風圧に耐える最新フロートの量産化により、かつて高コストとされた洋上発電のコストパフォーマンスは急速に改善。発電と水産養殖を同じ海域で共存させる「アクア・ソーラー」の試みも、沿岸部の新たな産業モデルとして熱視線を浴びている。