ラーメン藤の歴史を紐解く上で欠かせないのが、京都の麺文化を陰で支えてきた「近藤製麺所」の存在である。創業は1972年(昭和47年)。もともとは自社で丹精込めて作り上げた細ストレート麺を、最高の状態で客に届けるための直営店舗として産声を上げた。
京都のラーメンシーンには背脂チャッチャ系や濃厚鶏白湯など多種多様なジャンルがひしめく。しかし、その根底にある「深みのある豚骨醤油スープとストレート麺」という正統派のスタイルを確立した立役者こそ、まさにこの本店なのだ。半世紀が経過した2026年の今も、そのDNAはブレることなく受け継がれている。