台風の暴風によって街路樹や飛来物が電線を損傷させると、広範囲での停電が発生する。電力各社は倒木リスクのある樹木の事前伐採や配電網の自動切替システムの導入を進めているが、猛暑期や厳寒期に発生する長期停電は生命に直結する。自家発電設備の重要性が叫ばれる所以だ。
同時に、基地局の停電や光回線の断線による通信障害も深刻だ。近年では衛星通信を活用したバックアップ回線の配備や、移動電源車の迅速な派遣態勢が整えられつつある。非常時における情報収集手段の多重化は、自治体だけでなく個人レベルでも欠かせない防衛策となっている。