Q1:子どもが耳掃除中に急に動いて綿棒が奥に当たり、大泣きして血が出ました。どうすればいいですか?
A1:まずは落ち着いてお子さんを抱きしめ、耳の中をそれ以上触らないようにしてください。外に出てきた血液を清潔なガーゼで拭き取り、耳の中に水が入らないよう注意しながら、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。夜間や休日の場合は、本人が激しいめまいや嘔吐を起こしておらず機嫌が落ち着いていれば、翌朝一番の受診でも対応可能なことが多いですが、不安な場合は小児救急電話相談(#8000)へ相談することをおすすめします。
Q2:鼓膜が破れている間、飛行機に乗っても大丈夫ですか?
A2:意外に思われるかもしれませんが、鼓膜に穴が開いている状態では、中耳と外気の気圧が常に穴を通じて同等に保たれるため、航空機特有の「耳がキーンとなる耳閉感」や気圧痛はむしろ起こりにくくなります。ただし、気流による感染リスクや乾燥への配慮が必要なため、搭乗予定がある場合は事前に主治医へ相談し、耳栓の活用などの指示を受けてください。
Q3:昔破れた鼓膜を放置していたら、聞こえが悪くなってきました。今からでも治せますか?
A3:十分に治療可能です。長年穿孔が残っている場合でも、中耳の奥にある耳小骨の動きや内耳神経が生きていれば、前述の鼓膜再生療法や顕微鏡下・内視鏡下での鼓膜形成術によって穴を塞ぎ、聴力を改善できる可能性が高くあります。あきらめずに耳鼻咽喉科で聴力検査とCT検査を受けることを推奨します。