東京都荒川区に位置するこのエリアは、大正時代から続く日本の繊維・織物産業の重要拠点である。戦後の高度経済成長期を経て、洋服作りの資材が集結する一大集積地へと進化を遂げた。かつて日本を代表するデザイナーのコシノジュンコや桂由美も、新進気鋭の時代に理想の生地を求めてこの街の路地裏を歩き回ったと言われている。
現在、地域の発展を陰で支えるのが「日暮里繊維街活性化推進協議会」だ。街の伝統を守りつつ、若いクリエイターに向けたマップの配布やイベントの企画を行い、アパレル・服飾産業の未来を見据えた積極的な街づくりを推し進めている。