臨獣拳の歴史を語る上で欠かせないのが、太古の昔にブルーサ・イーを暗殺し臨獣拳アクガタを創始した「三拳魔」の存在です。彼らは肉体を滅ぼされながらも「拳魔の腕輪」に魂を宿し、理央によって順次復活を果たしました。
三拳魔はそれぞれ、人間の強い負の感情を司る指導者として理央に過酷な修行を課します。
・空の拳魔カタ(臨獣ホーク拳):「憎しみ」を力の源とし、他者を憎む心で飛翔する技を伝授。
・海の拳魔ラゲク(臨獣ジェリー拳):「嫉妬」を司り、ドロドロとした妬みの情念で相手の攻撃を無力化する技を指南。
・大地の拳魔マク(臨獣ベアー拳):「怒り」を爆発させて強大なパワーを生み出す臨獣拳最強の拳魔。
さらに臨獣殿には、裏切りや規律違反を犯した者、あるいは拳士同士が決着をつける際に行われる「拳断(けんだん)」と呼ばれる掟が存在します。これは退路を断ったリングの中で命を奪い合う儀式であり、敗者には死のみが待つという、臨獣拳の非情さを象徴する掟でした。