ガリ子ちゃんが誕生した背景には、開発チームの並々ならぬ情熱と鋭い市場分析があった。当時、ガリガリ君ソーダを筆頭とするシリーズは、かき氷特有のガリガリとした固い食感を最大の強みとしていた。しかし、冬場や女性層、幼い子どもたちからは「少し固すぎる」「なめらかなアイスが食べたい」という切実な声が寄せられていたのである。
そこで赤城乳業株式会社が打ち出した起死回生の一手が、かき氷の周りをやわらかなホイップ系アイスで包み込んだ「ガリ子ちゃん やわらかアイス」だ。一口かじれば、外側のふんわりとした甘みが広がり、続いて内側のシャリシャリ食感がやってくる。従来のガリガリ君ではアプローチしきれなかった顧客層を一気に開拓し、氷菓子とアイスクリームの中間を狙った新ジャンルを打ち立てた。