ネット上や愛飲者の間で囁かれる「継ぎ足すと腐る」という噂は、あながち間違いではありません。特に生の生参(水参)を使用している場合や、度数の低いお酒を継ぎ足してしまった場合に、腐敗やカビのトラブルが頻発します。
アルコールには強力な防腐効果がありますが、それは一定以上の度数が維持されている場合に限られます。一般的な家庭用焼酎(甲類20度〜25度)などを注ぎ足してしまうと、人参から染み出るわずかな水分と混ざり合い、全体のアルコール度数が20度未満に低下してしまいます。この環境下では、空気中の雑菌やカビ菌が繁殖し、液面が白く濁ったり、嫌な酸臭を放ったりするリスクが一気に高まるのです。
もう一つの重大な注意点が保管方法と直射日光です。高麗人参酒は紫外線や急激な温度変化に弱く、日光にさらされると成分が分解されて著しく劣化します。保管場所は、戸棚の中や床下収納など、温度変化の少ない冷暗所を徹底してください。