早朝の秋葉原や新宿の量販店前を取材すると、かつての殺伐とした空気からは若干の変化が見て取れます。特にガンプラ当日販売の並び時間に関しては、各商業施設がペナルティ付きの徹夜禁止ルールを厳格化した結果、午前7時半から8時半にかけて列形成を解禁する運用が標準化しました。
SNSやネットコミュニティに寄せられた実際の購入体験を検証すると、現場のリアルな温度感が浮き彫りになります。
「以前は始発電車で向かっても買えなかったMGが、最近は開店30分前に並べば整理券を受け取れるようになった。ただしSEED系の人気機体だけは別格で、8時15分の段階で予定数終了の看板が出た」(都内在住・30代モデラーの証言)
一方で、地方都市のロードサイド型ホビーショップでは異なる光景が広がっています。個人経営店への取材では、「1店舗あたりの割り当て入荷数がHGで数個、MGに至っては1個入るかどうかという状況が続いており、常連客への事前連絡だけで店頭に出す余裕がない」という苦渋の声も聞かれました。大都市圏の大型量販店に在庫が集約される構図は、2026年の今も色濃く残っています。