逮捕されたエンジニアが作成したのは、プログラミング言語のPythonを用いて書かれたシンプルなWebクローラーだった。このスクリプトは、新着図書の情報を定期的かつ自動的に取得し、自分用のWebアプリケーションに送る仕組みになっていた。
アクセス頻度は1秒間に1回程度。一般的なWebアクセスとしては非常に穏やかなリクエスト間隔であり、サーバーに物理的な過負荷をかけるようなDDoS攻撃とは程遠い代物だった。技術者の世界では、公開されているWebサイトから情報を収集する手法は日常的に行われている。このプログラム自体には何ら違法なコードや悪意のあるルーチンは含まれていなかった。