国内の建築・建設資材小売業を取り巻く環境は、資材価格の高騰や深刻な人手不足の影響を受けて大きな転換期を迎えている。その中で九州エリアを中心に揺るぎない存在感を放つのが、株式会社無法松が展開するプロ専門店チェーンだ。
屋号の由来を辿ると、北九州が生んだ作家・岩下俊作の代表作『無法松の一生』の主人公、富島松五郎に行き着く。豪快で義理人情に厚く、一本気な「無法松」の精神。そのスピリットは、現場の泥や汗にまみれて働く職人たちへの深い敬意として、現代の品揃えや接客の隅々にまで受け継がれている。単に商品を売るだけでなく、現場のプライドを支える姿勢こそが同社の根幹だ。