マイクラの世界を描くことは、一見すると簡単そうに思える。なにしろ基本構造はすべて立方体(ブロック)の組み合わせだからだ。しかし、実際に描いてみるとすぐに壁にぶつかる。四角い物体ばかりで構成された画面は、一歩間違えると極めて平面的で退屈な絵になってしまうのだ。
だからこそ、クリエイターの技術が試される。ブロックの無機質な直線と、空や雲、水、植物といった有機的な曲線をどう対比させるか。この構図の引き算と足し算がうまくハマった瞬間、絵の中に圧倒的な臨場感が立ち現れる。「制約が多いからこそ、それを崩したときの快感がたまらない」と語る若手絵師は多い。