ネット上やSNSでは「ファミマのおにぎりセールは次回いつ開催されるのか」という検索が今も絶えません。しかし、業界の動向を総合的に分析すると、かつての「全品・対象品一律100円セール」が完全復活する可能性は限りなくゼロに近いというのが実情です。
セブン-イレブンやローソンも含め、コンビニ大手3社はすでに「オープンな値引き合戦」から完全に撤退しています。誰でも無条件で安く買えるマス向けの値下げキャンペーンは、来店客数を一時的に押し上げるものの、加盟店の利益を圧迫し、通常価格での購買意欲を減退させる副作用があったためです。
ただし、「おにぎりを安く買える機会」そのものが消滅したわけではありません。各社は店頭での一律値引きを取りやめる代わりに、公式スマートフォンアプリを通じたターゲットクーポンの配信や、時間帯限定の割引施策へと大きく舵を切っています。「誰でも100円」から「賢くアプリを使う人がお得になる仕組み」へと移行したと捉えるのが正確です。