2026年に入り、茂木氏への注目が再燃した背景には複数の要素が絡む。第一に、特定の外交案件をめぐる国会答弁での歯切れの悪さが野党から追及され、SNS上で「言葉が足りない」「核心を突かれても逃げている」といった批判が拡散したこと。第二に、外務省内での人事を巡る「独断的な側面」が週刊誌報道で取り沙汰されたことである。
とりわけ焦点となったのは、2026年春に行われた外務省会見での発言だ。報道各社の取材データによると、茂木氏は記者団から「政策の一貫性がないのではないか」と問われた際、「その質問は前提が誤っている」と一蹴。その後、明確な説明を避けたため、会見の全文書き起こしがネット上で拡散される事態となった。
問題の本質は発言そのものよりも、それを補完するはずの情報公開が不足している点にある。外務省が公表する公式資料と実際の政策実行との間に乖離があるという指摘は、野党議員だけでなく、一部の与党議員からも聞かれるようになった。