池づくりに必要な道具や材料は、驚くほど身近な場所で手に入る。業界最大手の株式会社カインズをはじめとする大型ホームセンターを訪れれば、すべての基本資材を半日で買い揃えることが可能だ。必要なのは厚手のシート、スコップ、水平器、保護用マット、縁取り用の天然石などだ。
ここで多くの初心者が頭を悩ませるのが、「ブルーシートと専用ポンドライナーのどちらを選ぶべきか」という選択肢である。建築現場で使われる厚手のブルーシート(#3000番以上)は、1メートルあたり数百円という圧倒的なコストパフォーマンスの高さが最大強みだ。一方、水圧や紫外線への耐性を追求して開発されたゴム製のポンドライナーは、10〜15年近く長持ちするものの、価格はブルーシートの数倍から十数倍に跳ね上がる。「まずは数年試してみたい」「低予算で実験的にビオトープを作りたい」という入門者にはブルーシートが最適であり、長期的な運用を前提とするならポンドライナーへのアップグレードが推奨される。