では、実際に韓国のビジネス現場で退社するときや、上司の仕事が一区切りついたとき、ネイティブは何と声をかけているのでしょうか。現場の観察調査やビジネス実務におけるベストプラクティスは、「お疲れ様」という概念を別の適切な挨拶に置き換えることです。
1. 先に退社する際の挨拶
自分が先にオフィスを出る際、日本語では「お疲れ様でした、お先に失礼します」と言いますが、韓国語では以下の表現が標準的です。
「먼저 들어가보겠습니다(モンジョ トゥリョガボゲッスムニダ)」
意味:お先に失礼いたします(直訳:先に入らせていただきます)
あるいは、少しフランクな敬語であれば「먼저 가보겠습니다(モンジョ カボゲッスムニダ)」や、明日も顔を合わせるなら「내일 뵙겠습니다(ネイル ペプケッスムニダ / 明日お目にかかります)」と伝えるのが最も礼儀正しい退勤の挨拶になります。
2. 業務や打ち合わせが終了した際の挨拶
会議や商談の終了時に「お疲れ様でした」と言いたい場合は、労いではなく感謝を伝えるのがビジネスの鉄則です。
「감사합니다. 오늘 정말 고생 많으셨습니다(カムサハムニダ. オヌル チョンマル コセン マヌショッスムニダ)」
意味:ありがとうございました。本日は本当にご苦労様でございました。
このように「感謝(カムサハムニダ)」を主軸に置き、「コセン マヌショッスムニダ(大変ご苦労が多かったです)」と添えることで、上下関係を崩さず最大限の敬意と温かみを届けることができます。