今季の直接対決において、勝敗を分ける決定的な要因は大きく分けて3点存在します。
第1の要因は、「ハイプレスの噛み合わせとビルドアップの成否」です。アーセナルは前線からの連動したハイプレスで相手を窒息させる守備設計を得意としていますが、ユナイテッドはプレス耐性を持つミッドフィールダーを起点としたロングカウンターの切れ味を研ぎ澄ませています。自陣深い位置でのロストが即失点につながるリスクを、どちらが先に突くかが序盤の攻防を決定づけます。
第2の要因は、アルテタ 監督 戦術比較でも際立つ「セットプレーの決定力」です。アーセナルはニコラ・ジョヴァー率いるセットプレーコーチ陣の緻密なデザインにより、コーナーキックやフリーキックからリーグトップクラスの得点数を叩き出しています。ユナイテッド守備陣がゴール前での密集戦をいかに耐え凌げるかが極めて重要です。
第3の要因は、「ウイングとサイドバックの1対1の局面」です。右サイドから圧倒的な推進力で切り裂くブカヨ・サカに対し、ユナイテッドの左サイドバックがどのようなカバーリング体制を敷くのか。サイドの主導権を握ったチームが、試合全体のペースを掌握することになります。