国際大会の舞台でも、彼の存在価値は揺るがなかった。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)やプレミア12といった日の丸を背負う戦いにおいて、国代表の重圧に押し潰されそうになる若手選手たちを和ませたのは、常に声を出してチームを鼓舞する松田の存在だった。
国籍や球団の垣根を超え、代表チームのロッカールームを一瞬でひとつにするコミュニケーション能力とリーダーシップ。世界を相手にする過酷なトーナメントにおいて、技術だけでなくメンタル面での支柱となれる打者の存在は、歴代の侍ジャパン監督にとっても非常に心強い武器であった。