多くの乗客が最前列座席を指名買いする最大の理由は、圧迫感のない足元の広さと、PCや書類をのびのびと広げられる壁面大型テーブルにある。前の乗客がリクライニングを大きく倒してくる心配が一切ない点は、長時間の移動において精神的なゆとりをもたらす大きな魅力だ。
だが、実際に座ってみて初めて気づく注意点もある。最前列は客室ドアに近いため、駅に停車するたびに乗降客の行き来が発生し、ドアの開閉音や人の動きが気になりやすい。また、壁面テーブルまでの距離が身体からやや離れているため、小柄な方の場合は前傾姿勢を強いられることもある。快適さの裏にあるこうした特性を理解しておくことが重要だ。