出会いの手法も様変わりした。今や新たな出会いの主流となったマッチングアプリだが、これが必ずしも早期の結婚に直結しているわけではない。選択肢が無限に存在するがゆえに、「もっと良い人がいるかもしれない」という思考に陥り、決断を先延ばしにするケースが多発している。
さらに、企業が推進するワークライフバランスの徹底も、思わぬ副作用を生んでいる。仕事とプライベートの調和が求められる中で、自身のキャリア形成や趣味の時間に全力を注ぐあまり、他者との関係性を深めるための時間的・精神的リソースが枯渇するケースが後を絶たない。自己実現の追求とパートナーシップの確立という二律背反に、多くの若者が頭を抱えている。