政策レベルでの推進力も急速に高まっている。小池百合子東京都知事は、都政の重要課題として二重運賃の解消と地下鉄の利便性向上を掲げ続け、国との連携を深めてきた。交通基盤の最適化を図る国土交通省も、国際競争力を高める都市交通政策の一環として、東京の地下鉄の一体化運用を強力に後押ししている。
さらに、東京都都市交通審議会などの審議会組織における議論でも、東京圏全体の経済活動を活性化させるための都市交通インフラ再編が提言されている。行政・規制当局・経営陣の三者が歩調を合わせることで、これまで政治的・経済的な思惑で足踏みしていた交渉が一気に加速する土壌が整ったと言える。