作中で登場する少年ルカをはじめとする「エスパル」は、遠いカグヤ星の科学者によって生み出された人工生命体である。彼らの最大の特徴は、手に宿る不可思議な超能力「エーテル」だ。物体を自在に浮遊させ、傷ついた植物や生物を瞬時に再生させるその力は、まさに王道のSFファンタジーと呼ぶにふさわしい奇跡を見せてくれる。
しかし、その強大な力ゆえに彼らは侵略者たちの標的となり、故郷を追われる悲劇に見舞われた。不老不死という永劫の時を生きる運命は、一見すると祝福のように思えるが、実際には終わりなき孤独との戦いでもあった。ドラえもんやのび太たちとの出会いが、彼らの閉ざされた運命の歯車を大きく動かすこととなる。