東京の真下は海だった?縄文海進地図が暴く古代海岸線と現代の防災

東京の真下は海だった?縄文海進地図が暴く古代海岸線と現代の防災

東京の真下は海だった?縄文海進地図が暴く古代海岸線と現代の防災に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

縄文時代の海岸線を知ることは、単なる過去へのロマンではない。実は、現代における水害や地震リスクを予測する上で、極めて実用的な価値を持っている。かつて海だった場所は、その後に河川が運んだ泥や砂が積み重なってできた「沖積層」と呼ばれる柔らかい地盤で構成されているからだ。

このような軟弱地盤のエリアは、大型台風や集中豪雨による河川氾濫・高潮の被害を受けやすいだけでなく、大規模地震の際には揺れが増幅しやすく、液状化現象が発生しやすい傾向にある。自治体が発行する現代の防災ハザードマップと古代の海岸線マップを比較すると、浸水想定区域や揺れやすい地域が見事に合致することが多い。太古の海域データは、都市の弱点を教えてくれる最良の教科書なのだ。

田中 結衣
Author

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。