熱狂の中心地となるのが、メイン会場である北九州メディアドームで開催される「北九州市二十歳の記念式典」だ。会場周辺には自慢の衣装を誇らしげにお披露目するグループが陣取り、互いの門出を称え合う声援が飛び交う。派手な見た目とは裏腹に、旧友との久しぶりの再会に目元をぬぐう姿や、駆けつけた両親に花束を手渡して頭を下げる心温まる光景が至る所で繰り広げられていた。
登壇した武内和久北九州市長は、式辞の中で新成人たちのエネルギーを讃えつつ、これから都市の未来を担う世代へ強い期待のメッセージを贈った。北九州市としても、若者のエネルギッシュな自己表現を頭ごなしに否定するのではなく、地域活性化のパワーへと昇華させようとする柔軟な姿勢を強めている。式典会場を包む拍手は、誇りと責任を胸に刻む若者たちの新たな第一歩を祝う温かい音響となって響き渡った。