現場取材やSNS上の旅行者コミュニティで頻繁に報告されるのが、「ターミナル間の移動時間を見誤ったことによる乗り遅れ危機」です。特に以下の2つのトラップには細心の注意を払わなければなりません。
成田空港第3旅客ターミナルにおける最大の盲点は、「第3ターミナル駅」という鉄道駅が存在しない点にあります。成田エクスプレスや京成スカイライナーなどの鉄道でアクセスする場合、最寄り駅は「空港第2ビル駅(第2ターミナル)」となります。改札を出てから第3ターミナルまでは、専用のアクセス通路を徒歩で進むか(約300〜400メートル、徒歩6〜10分)、無料連絡バス(移動時間約3〜5分+待ち時間)を利用しなければなりません。
手荷物が多いファミリー層やキャリーケースを複数持つ旅行者の場合、徒歩移動に想定以上の体力を奪われ、カウンター前で受付終了時刻を過ぎてしまう事例が散見されます。LCC各社は出発時刻の30分〜45分前に搭乗手続きを厳格に締め切るため、数分の遅れが致命傷になります。
一方、羽田空港第3旅客ターミナルでは、「全日空(ANA)国際線の一部が第2ターミナルから出発する」という分散運用が落とし穴となっています。第2ターミナルと第3ターミナルを間違えて訪れた場合、ターミナル間を結ぶ無料連絡バスでの移動時間は約7〜10分を要し、バスの待ち時間(日中4分間隔)を含めると15〜20分のタイムロスが発生します。搭乗券に記載された出発ターミナル番号(T2またはT3)の確認を怠ると、搭乗口へのダッシュを強いられることになります。