現代の製パン・外食産業においては、徹底したコスト削減のために工場での一括生産と冷凍配送を選択する企業が少なくない。しかし、メルヘンはその効率主義とは一線を画す。創業者の原田純子氏が大切にしてきた「お母さんが子どもに作るような、温もりのあるサンドイッチを届けたい」という理念が、今なお現場の隅々にまで息づいているからだ。
とりわけ甘いスイーツ系商品を支える要となっているのが、独自に開発されたプレミアム生クリームの存在である。濃厚なコクを持ちながらも後味がすっきりとしており、主役である旬の果実が持つみずみずしい酸味や甘みを決して邪魔しない。口に含んだ瞬間にパン生地となじみ、ふわりと溶けていく絶妙な口溶けは、熟練の職人技とこだわり抜かれた配合の賜物だ。