医療現場の窮地を救う切り札として期待を集めているのが、県全域を網羅する医療デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進だ。電子カルテ情報の広域共有プラットフォームが整備され、かかりつけ医と総合病院の間で患者の診療データや検査画像がリアルタイムに共有可能となった。
さらに、AIを活用した画像診断支援システムや問診アプリの導入が小規模な診療所にも拡大。これにより、限られた専門医による遠隔読影やセカンドオピニオンの提供が円滑に行える環境が整いつつある。デジタル技術を単なる業務効率化ツールにとどめず、医療の質向上と医師の負担軽減を両立させる手段として定着させつつある点が、現在の山口モデルの大きな特徴だ。