この試合でダルビッシュ投手が記録した奪三振数は、実に14個。アウトの半分以上を三振で奪うという、まさに力でねじ伏せる圧倒的な支配力でした。打者27人中26人を打ち取った投球効率と球威は、単に記録を逃した一戦として片付けられるものではありませんでした。
当時のダルビッシュの完全試合未遂に対する海外の反応は、賞賛の嵐でした。現地メディアのESPNやスポーツ・イラストレイテッドは「完全試合には届かなかったが、今世紀最も支配的な投球の一つ」「歴史上最も美しい1安打完封劇」と大々的に報道。敵地ヒューストンのファンからもスタンディングオベーションが送られるなど、国境やチームの垣根を越えて称えられました。
相手チームの監督や選手たちも「手も足も出なかった」「あのような球を投げられたら打てる打者は世界中どこにもいない」と脱帽のコメントを残しており、全米に「DARVISH」の名を深く刻み込む夜となったのです。