校内に一歩足を踏み入れると、従来の「静かに教卓に向かう授業」とは異なる活気に包まれる。同校が力を注いでいるのは、地域社会が直面する実際の課題を教材にしたPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング=課題解決型学習)だ。生徒たちは少人数のチームを作り、地元の農家や観光業者、行政関係者へ直接ヒアリングを行う。
「自分たちの住む街の魅力をどう発信するか」「気候変動の中で淡路島の農業をいかに持続可能なものにするか」といったテーマに対し、高校生らしい柔軟な発想で解決策を模索する。単なる座学にとどまらず、提案を実際のフィールドで実証実験まで結びつけるプロセスが、生徒たちの自主性と課題発見能力を急速に育んでいる。