プラモデルの組み上げや本格的な造型において、工具選びは作品の仕上がりを左右する命線だ。不朽の名作『機動戦士ガンダム』シリーズに代表されるガンプラ制作の現場では、パーツをランナーから切り離した後に残る「ゲート処理」の工程でデザインナイフが必須となる。結論から言えば、100円ショップの刃物であっても、基礎的なゲート削ぎ落としやバリ取りには十分以上のパフォーマンスを発揮する。
模型・プラモデルの愛好家がもっとも懸念するのは、刃先のブレや軸のガタつきだ。ダイソー製本体のチャック構造は金属製パーツで挟み込む方式を採用しており、締め込みをしっかり行えば刃が脱落する危険は少ない。曲面の削り出しや細かいモールドの彫り直しといった繊細なタッチが求められる場面でも、力加減さえ把握すればプロの補助工具として実用に耐えうる表現力を発揮してくれる。