今回のリノベーションにおいて、徹底的に追及されたのがアクセシビリティの向上と安全性の担保だ。車椅子スペースの増設やスロープの傾斜緩和はもちろん、多目的トイレの全面刷新や視覚障害者向けの音声ガイドシステムの導入など、あらゆる人がバリアフリーで芸術を楽しめる環境が整えられた。
さらに、近年高まる防災への意識に対応し、特定天井の構造改修や非常用電源の強化を実施。万が一の大規模災害時には、地域住民の一次避難所や物資集積拠点として機能する防災拠点としての役割も強化された。単なる鑑賞施設を超えた「市民を守る砦」としての安心感がここにはある。