会場全体をやさしく包み込むようにそびえ立つのが、建築家・藤本壮介氏がデザインを手掛けた世界最大級の木造建築物「大屋根リング」だ。日本の伝統的な建築技法である「貫(ぬき)」の構造を現代的なアプローチで再解釈したこの壮大なシンボルは、夢洲を訪れるすべての人々を圧倒する力強い存在感を放っている。一時は建設費用を巡る議論も巻き起こったが、完成した姿を目の当たりにした国内外の建築家や観光客からは、その圧倒的なスケールと美しさに称賛の声が絶えない。
この大屋根リング建築プロジェクトの成功は、単なる建築的快挙にとどまらず、アフターコロナにおける日本の観光・イベント産業全体に対して多大な経済的インクルージョンをもたらしている。リングの展望デッキからは大阪湾の美しい水平線と最新の未来都市群が一望でき、SNSを通じた世界中への情報発信源として強烈なインバウンド誘引力を発揮しているのだ。