第100回記念大会(2026年)において、歴史上で初めて「全国の大学」に予選会出場権が開放されたことを覚えているファンも多いだろう。関西や九州の強豪大学が箱根を目指して東上し、陸上界に激震が走った。しかし、第101回(2026年)、そして2026年大会を経て、その扉は再び「関東学連加盟校限定」へと閉ざされた。
このルール回帰には、地方大学の育成環境や地域陸上の活性化という観点から賛否両論が渦巻く。「なぜ箱根だけが関東ローカルの大会でありながら、全国の頂点のように君臨するのか」。そんな批判に対し、関東学連側は長年の運営業績とインフラ維持、競技日程の超過密化を理由に挙げる。結局のところ、日本で最も注目される長距離レースに出るための第一条件は、「関東の大学に在籍すること」という地理的・組織的な縛りなのだ。