我が子が深夜に高熱を出したとき、自宅でどう対応すべきか。焦りから冷却シートを額に貼りたくなるが、あれは体温を下げる医学的効果はなく、単に気持ちよさを感じるためのものだ。誤って口や鼻を塞ぐ窒息事故のリスクすら潜んでいる。
効率よく体温を下げるには、脇の下や太ももの付け根など、太い血管が通っている部位を冷やすのが鉄則だ。また、処方された解熱鎮痛剤を使うタイミングも冷静に見極めたい。解熱鎮痛剤は病気を根本治癒させる薬ではなく、高熱による体力の消耗や食欲不振、睡眠障害を和らげるための補助的手段である。水分が摂れており、静かに眠れているのであれば、無理に薬で熱を下げる必要はない。