2000年代半ば、J-POPシーンに疾風怒濤の旋風が巻き起こった。その中心にいたのが、KAT-TUNのメンバーとして破竹の勢いでスターダムを駆け上がった赤西仁だ。野性味あふれるルックス、少し崩した着こなし、そして天性の色香。彼の存在は、それまでの正統派アイドルのイメージを根本から覆した。
ステージ上で見せる圧倒的な歌唱力と、ハイトーンボイスを駆使したフェイクは聴く者を一瞬で魅了した。整った容姿以上にファンを惹きつけたのは、計算を感じさせない「生のカリスマ性」である。カメラを見つめる一瞬の目線や、曲間に見せる無邪気な笑顔のギャップ。そのすべてが、当時の若者たちのトレンドアイコンとなっていった。