平面画面を遥かに超える没入感をもたらすVR空間では、より高度な酔い対策が要求される。Meta Quest 3といった最新のVRハードウェアや、ソニー・インタラクティブエンタテインメントによる周辺機器の開発現場では、視覚的トラッキングの遅延削減や、移動時に周辺視野を一時的に暗転させるヴィネット機能など、ハードとソフトの一体型アルゴリズムが次々と実装されている。
ハードウェア側の進化に加え、プレイヤー自身が導入できる予防グッズも人気を集めている。手首のツボ(内関)を心地よく刺激する圧力バンドや、顔面に冷風を送り込んで体温上昇と不快感を防ぐ専用冷却ファン、あるいは足元に感覚フィードバック用の専用マットを敷くことで「いま自分がどこに立っているか」を触覚的に補強するアプローチも実用的な効果を上げている。