子役として大成功を収めた俳優が、大人になっても第一線で活躍し続けるのは極めて難しい。世間のイメージが固定化し、成長とともに役柄のギャップに苦しむケースが多いからだ。しかし、志田未来はそのジンクスを軽やかに跳ね除けた。
『14才の母』での衝撃的な演技を経て、彼女は徐々に大人の女優へとシフトしていった。主役に固執することなく、作品のスパイスとなる重要な脇役を数多くこなす。時にコミカルに、時に影のある役を演じ分けるその柔軟性は、業界内でも高く評価されている。「天才子役」という肩書きは、いつしか「誰もが信頼を寄せる実力派俳優」へと自然に書き換えられていった。