佐久長聖といえば、誰もが都大路を沸かせる駅伝チームを思い浮かべるだろう。しかし、その過酷なロードで培われた「走り勝つ」ノウハウは、体育館のコートにもしっかりと受け継がれている。バスケ部が実践する練習メニューには、心肺機能を極限まで高める独自のインターバルトレーニングが組み込まれている。
「第4クォーターになっても足が止まらない」。対戦相手の監督たちが一様に口を揃える恐怖がここにある。試合終盤、相手チームの足が鈍る時間帯こそが、彼らの独壇場なのだ。ルーズボールへの執着心と、そこからの電光石火のファストブレイクは、見る者を釘付けにする。