2000年代後半、中高生の主要なコミュニケーションツールとして絶大なシェアを誇っていたのが「前略プロフィール」だ。自己紹介ページに顔写真を1枚貼り付けるスタイルが主流だった当時、彼らが軽い気持ちでアップロードしたプリクラ写真は、瞬く間に「2ちゃんねる」のニュース速報板や画像掲示板へと転載された。そこで待っていたのは、匿名掲示板特有の激しい洗礼だ。
特攻服を思わせる気合の入ったポーズと、どこかアンバランスな「チャリ」という親しみやすい単語のギャップ。ネット住民たちのツボを直撃した写真は、アスキーアート(AA)化され、毎日のようにスレッドへ投下された。こうして誰しもが認知するネットスラングとしての地位を確立していったのである。