朝マック時間帯でも販売されているにもかかわらず、なぜネット上では「朝は買えなかった」という体験談が後を絶たないのでしょうか。取材と店舗オペレーションの検証から、3つの明確な理由が浮き彫りになりました。
第1の理由は、朝マックのセットメニューで「サイド変更」ができない仕様にあります。バリューセット(昼・夜)では、サイドメニューをマックフライポテトから追加料金でパイやサラダへ変更できる場合があります。しかし、朝マックのセット(ハッシュポテト+ドリンク)では、ハッシュポテトをベーコンポテトパイに直接チェンジすることができません。「セットのサイドをパイに変えてください」とレジで注文して断られた結果、「朝は売っていない」と錯覚してしまうケースが多発しています。
第2の理由は、期間限定販売の終了や店舗ごとの早期完売です。ベーコンポテトパイはレギュラーメニューではなく、数週間から1ヶ月強の期間限定で展開されます。販売終了間近になると各店舗の在庫がなくなり次第終了となるため、朝に立ち寄ってもすでに終売していたという事態が起こります。
第3の理由は、早朝の油の立ち上げや仕込みのタイミングです。開店直後や24時間店舗の早朝帯(朝5時〜6時台)は、フライヤーの温度調整や前日からの油の入れ替え作業が重なり、パイの揚げ上がりまで数分から十数分の待ち時間が発生することがあります。急いでいる通勤客が購入を断念することも、買えなかったという印象を強める要因となっています。