杉並区初の女性区長となった岸本聡子氏とはどのような人物なのでしょうか。その特異なバックグラウンドと、掲げられた公約の実行状況について整理します。
岸本氏は1974年生まれ。日本大学文理学部を卒業後、環境NGOなどで活動。2003年からはオランダのアムステルダムに本拠を置く国際政策シンクタンク「トランスナショナル研究所(TNI)」に所属し、ヨーロッパを中心に公共サービスの再公営化や気候変動政策の研究・政策提言を行ってきた国際派の研究者・活動家です。約20年間の海外生活を経て杉並区長選に立候補した経歴は大きな注目を集めました。
岸本氏が掲げた主要公約と、就任後の主な取り組み実績は以下の通りです。
- 区民参加と対話の重視:区民と直接意見を交わす「車座集会」やオープンミーティングを区内各地で定期開催。
- 道路計画・施設再編の見直し:補助第133号線等の拡幅事業に関する住民説明会の拡充や、児童館機能のあり方の再検証。
- パートナーシップ宣誓制度の導入:多様性を尊重する社会実現に向け、制度を迅速に制定・運用開始。
- 情報公開とジェンダー平等:区の意思決定プロセスの可視化と、審議会等における女性比率向上を推進。